前回に続き金星帯について紹介します。＜金星帯③＞ 掌紋医学としての金星帯はどうでしょうか。
金星帯のある人はアレルギーのある人に多いとされています。 アトピーや鼻炎、食物アレルギーなどが該当しますが、手相で感受性の高い神経質な人に出やすい線ということからも過敏な体質からアレルギー体質になってしまうという繋がりはあるかもしれません。
アレルギーは肝臓との関係も深いとされていて、過敏反応してしまう身体が問題のないものまで毒物と判断してしまい、肝臓にて解毒作業を過度に行ってしまうため肝臓が疲れてしまうという考え方です。
右図に示す「肝区」に×印が入っていたり、くすんでいたりするとアレルギーによる肝臓の疲れが考えられ、健康線（感情線の下で小指側から生命線下側に伸びる線）がうねっていたり鎖状だったりして不安定な場合はさらに肝臓への負担が疑われます。
逆に考えると肝臓を鍛えるとアレルギーも治る場合もあり、アレルギーでない人も元気な身体となります。みぞおちから右わき腹まで肋骨下あたりを軽く叩いたり、指を入れてもみほぐしていると肝臓が強くなるようです。ぜひお試しを！（弱っている人は痛いので加減してください）