【鑑定師によって観方も変わる頭脳線と運命線の交差による判断】 頭脳線は、生命線と始点が同区域(人差し指と親指の根元の間)から出る線で、小指の下の方へ延びる線です。
物事の指向性や頭の使い方を示し、性格や適職などの鑑定に使われます。
運命線は、手の平の下から上に昇る線で中指の下の方に向かう線です。短い線の人もいれば、数本の人もいて、始点は決まっておらず、いろいろな場所から昇る可能性のある線ですが、基本は真っすぐ手首上から昇る線です。
図のように、基本的には講座や書籍でも分かりやすく区別できるように書いてあります。
しかし、今回鑑定した方のように、頭脳線と運命線が交差したあとの流れは千差万別で、単純ではない人もいます。 この方の手相はどう見ますか?
頭脳線が運命線と交差した後は線の太さとしては、折れ曲がるように下に下降しているように見えます。 しかし、交差後も方向が同じへとうっすらと頭脳線が延びています。
このうっすらした線は、頭脳線と判断できますが、交差後一気に薄くなっているために、折れ曲がるように下降する線がメインの頭脳線で二股に分かれていると判断してもよいのでしょうか?
そして、この下降した線は、運命線が上昇している線と観る方が妥当なのでしょうか?
手首下からも別の運命線が昇っていますが、薄く、頭脳線辺りで止まっているようにも見えますし、そのまま中指の下まで延びているようにも見えますが、先ほどの頭脳線かもしれないと観た線も運命線でこちらの線の方が勢いがあり、交差後は少し薄くなるものの中指下まで延びているという判断もできます。
結局、交差後の変化が方向が変わったり、薄くなったりと教科書通りには見れず、迷う相の一つとなっています。
鑑定師によって、見方が変わる問題となりますが、線の流れは線のある位置(丘)の影響を強く受けるため、この迷う線が頭脳線と観ても、運命線と観ても、大きな違いにはならない鑑定となります。 私の鑑定では、この場合、他の線なども考慮して総合的に見ますが、二股に分かれたメインの頭脳線で折れ曲がるような頭脳線による才能の意味も考慮します。そして、頭脳線でありながら、運命線でもあるという鑑定で、若年期のメインの運命線として小指下方(手首上)から昇る意味としても捉えます。
手相というのは、本当に教科書どうりには行かず、千差万別で経験が必要な占術です。 ご自身の手相も本やネットで見ても当てはまらなかったり、どっちか判別できないものもあると思います。ぜひ、一度プロに鑑定してもらうのもいいかもしれません。
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